「CAP」は、ディズニー英語システム(DWE)の教材学習をサポートしてくれるプログラムです。帽子の取得や卒業を目指せるCAPは、DWEユーザーにとって魅力的な制度だと思います。しかし、どう活用すればよいのか、取り組みに悩んでいる方もいるかもしれません。
我が家でも3人の子どもたちとCAPの課題に挑戦中ですが、楽しいこともあれば、親が力みすぎて空回りしてしまった…なんていう反省もあります。
この記事では、CAP制度の概要やメリットと気をつけておきたいポイント、そして我が家のリアルな体験をご紹介します。
CAP(キャップ)とは?

まずはじめに、「CAP」とはどのようなプログラムなのか、概要や利用するための条件について見ていきましょう。
CAPの概要
「CAP(キャップ)」とは、『Children’s Achievement Program(子どものための達成プログラム)』の頭文字を取ったものです。
DWEの教材は、ブルー・グリーン・ライム・イエローのレベル別になっています。各カラーの教材を学習し、それぞれ全ての課題に合格すると帽子がもらえます。各カラーの帽子を取得していき、最終的には卒業課題の提出と卒業を目指していく制度です。
ブルーの前にライトブルーキャップもあり、こちらは「プレイ・アロング」の教材の課題をクリアするともらえるものです。ライトブルーキャップは卒業に必須なものではありませんが、2歳くらいの小さい子も挑戦できるので、モチベーションアップにつながります!
CAP制度を利用できる条件とは?
CAP制度を利用するには、以下の両方を満たしている必要があります。
そのため、WFCを退会した場合や、DWEを中古購入した場合は利用できません。
▼DWEのパッケージについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
CAP制度の魅力と気をつけたいポイント

CAP制度について、魅力や気をつけておきたいなと思うことについてまとめています。
CAP制度の魅力
私が感じているCAP制度の大きな魅力は、DWE学習を進めるためのモチベーションアップにつながる点です。「帽子を取得する」「卒業を目指す」といった目標を持つことで、子どもが前向きに頑張るきっかけになると思います。
DWEは英語学習に優れた教材ですが、取り組まなければ当然英語は身につきません。せっかく購入した教材をたっぷり活用するためにも、CAPのような制度があると、子どもたちも親もモチベーションを高めながら学習が進められるのではないかと思います。

目標がないと、ついだらけてしまう…なんていうこともあるかもしれませんよね
また、きょうだいで切磋琢磨できるという面もあります!
我が家では3人の子どもたちが取り組んでおり、末っ子がいちばん最初にブルーキャップを取得しましたが、それを見たお姉ちゃんが「いいなぁ!」「ずるい!」と悔しがり始めました。
上の子2人は学校や遊びに忙しく、DWEを積極的にやろうとはしてくれません・・・しかし、妹のブルーキャップを見て、「もっと頑張ろう!」という気持ちが引き出せたので、きょうだいでお互い刺激し合いながら頑張るきっかけにもなるかなと感じました。
CAP制度を活用する上で、気をつけておきたいポイント
CAP制度を活用する際に気をつけておきたい点は、必ずしも「CAPの取得=英語ができる」とは限らない、ということです。
CAPはトークアロングカードの単語や文章を言う、指定のDWEソングを歌うなどの課題をクリアしていくことで取得できます。CAPの取得だけを目指すなら、「指定のカードだけを言えるようにする」「指定の歌だけ歌えるようにする」といった対策で課題をクリアすることもできてしまうと思います。
CAP制度はDWEの卒業を目指すという大きな課題ではありますが、教材の魅力はCAPだけではありません。メインプログラムで各カラーのレッスンをしっかりする、同じ単語を何度も練習する、といった日々の取り組みがとても重要だと思っています。
我が家でも、すでにパスしているトークアロングカードの課題も、その単語をしっかり覚えておけるよう、繰り返しやらないといけないなと感じています。

時間が経つと忘れてしまっていることもあるので…
CAPはDWE教材をより楽しく、積極的に活用するためのきっかけ作りになる、とてもよい制度だと思います。しかし、CAPにとらわれすぎず、時間をかけてじっくり英語を習得していくことも大切なのではないかなと考えています。
【体験談】CAPで挫折しそうになった我が家のリアル

CAPについてはあまり進められていない我が家ですが、少しずつ頑張っています。そんな中での体験をまとめていこうと思います。
真剣に取り組もうとしすぎて、空回ることも
末っ子は特に毎日何かしらの英語に触れる生活をしているので、「そろそろブルーCAP取得も真剣に目指そうかな?」と思うようになりました。課題のDWEソングから、好きなものを本人に選んでもらい、歌ってもらいました。
しかし、7番くらいまである長い歌なので、なかなか難しく…。私も頑張ろうとしすぎると、「もう1回やろう!」と必死になってしまい、ちょっと追い込みすぎてしまったかもしれません。本人も少し詰まるとやり直し、思うように歌えなくて悔し涙を浮かべる姿も…

あれ、うちはゆるく楽しくがモットーじゃなかったっけ…?
ふと我に返り、力を入れすぎていたことを反省しました。それからは、あまり気負いすぎず、カードを少しずつやったり、歌も歌えそうなら歌ってみよう、というスタンスに。そうすると、「今日はカードやる!」と自ら取り組むようになり、ちょっと難しいかな?と思っていた歌もすんなり歌えるようになりました。

歌は何年もかけ流していたので、耳ではちゃんと覚えていたのだと思います
上の2人は小学生ですが、やはり親である私が「今日も頑張ろう!」と追い込みすぎると、義務感が強くなりすぎて嫌がることがあります。
「ブルーキャップもうすぐ取れるかもね〜」と少し声をかけてみると、「じゃあもっとやる!」と動くようにもなるので、強制しすぎずやる気を持たせられるといいなぁと日々奮闘中です。
▼末っ子がメインですが、毎日飽きずに少しでも英語に触れられるよう、DWEの他に絵本なども取り入れています。
CAPだけがDWEではない!卒業しなくても英語は話せるようになる
「卒業」は、DWEを使っている家庭にとって、大きな目標の1つかと思います。しかし、CAPの取得や卒業は簡単ではないので、そこを重視しすぎて挫折してしまわないよう気をつけたいものです。
私がDWEを購入した際のアドバイザーさんは、お子さんは英語がペラペラなようですが、DWE教材は使っていたけれどCAPにはこだわらなかったそうです。DWE課題を卒業しなければ英語が話せない、というわけではなく、DWE教材をしっかり活用できれば、英語力は身につくのだと思います。
課題を頑張ろうとしすぎてしまうと、子どもが嫌になってしまったり、親も疲れてしまったりする原因にもなるかもしれません。語学の習得は、どうしても時間がかかるものなので、すぐに成果が見られるものではないと思います。

必死になりすぎて嫌になり、DWE自体をやらなくなってしまう・・・という結果になってしまっては本末転倒ですよね。
継続することが何よりも大切だと思うので、「絶対に⚪︎歳までには卒業したい!」といった高い目標を設定するのもよいですが、それに苦しめられてしまわないように気をつけたいですね。
CAP制度を上手に活用しながら、DWEで楽しく英語に触れていくことをおすすめします!
ゆる取り組みでブルーキャップ取得!我が家の取り組み
我が家では、ゆるく取り組みながらも、ブルーキャップを取得しました。その体験と感じたことについてご紹介します。
末っ子が5歳でブルーキャップを取得

かけ流しメインで取り組んできた我が家では、本当にスローペースでDWEに取り組んでいます。繰り返しになってしまいますが、無理強いすると子どもたちも私も嫌になってしまうので、とにかく楽しめる範囲で継続していこうというスタンスです。
1歳頃から始めた末っ子は、5歳でようやくブルーCAPを取得。購入時にもらったガイドでは、「ステップ・バイ・ステップ」でDWEレッスンをブルーから順番に進める時期の目安は4〜5歳からとなっていたので、大体順当に取り組めてきているのかな?というところです。
末っ子は長い期間英語を吸収していた分なのか、英語を感覚で理解できている部分があるため、ほかのきょうだい2人よりもスムーズに進められたように感じます。英語耳もいちばん育ってきているようで、歌もすんなり覚えて歌えていました。
テレフォンイングリッシュについては、好きな課題や歌をとりあえずやってみる!という形で取り組んでいます。たまたま末っ子が大好きで繰り返しやっていたレッスンが、ブルーキャップの課題になっていたので、応募がスムーズだったこともブルーキャップ取得につながったと思います。
なお、我が子が提出した課題は完璧なものではありませんでした。途中で詰まったり止まったりもしていましたが、そのまま正しく言い直せば大丈夫でした!

今後も気負いすぎず、楽しく進めていけるよう頑張りたいと思います!
小学生の息子と娘のCAP取り組みは、苦戦中…
上の2人はそれぞれ6歳と3歳からDWEを始めていますが、末っ子のようにはDWEや英語に触れられていないため、ちょっと苦戦中です。
特に長男は小学校高学年になっているので、学校やスポーツなどで日々忙しく、なかなかDWEに取り組めていません。ただ、長男は少し英語が読めるということもあって、絵本でのレッスンや歌は進めやすいかなと感じています。

たまにローマ字読みが混じるのがとても気になりますが…
2人とも歌をしっかり歌えるようにして、単語やフレーズを言えればブルーキャップはもうすぐ取得できそうなところです。しかし、英語の理解度を考えると、もう少しメインレッスンなどをやり込む必要があるようにも感じています。

きょうだいそれぞれのペースで、諦めずゆっくりやっていこうと思います!
まとめ:CAP制度はDWE活用のための最高のパートナー
CAP制度を活用することで、DWEの学習をより前向きに深められるはずです!
「卒業したい!」「早く⚪︎⚪︎キャップを取りたい!」といった目標があると、子どもはさらにやる気を持って頑張れるようになるのではないかと思います。
もちろん、CAPを取ればよいというのではなく、「ステップ・バイ・ステップ」などDWEのレッスンを繰り返し取り組んでいくこと、そして継続していくことも重要です。
楽しくDWEの効果を高められるよう、上手にCAP制度を活用していきたいですね。

▼DWEについてはこちらでも詳しくご紹介しています!